さ、調子に乗って今日はお芝居を観に行きます!
以前、つかこうへいへの愛を語り、今度つかさんの『熱海殺人事件』見に行くぞと書きましたが、その前に別の芝居を観に行く流れになりました。
本日観るのは、劇団た組の『景色のよい観光地』です。
私は「た組」という劇団を全く知りませんでしたが、ローチケさんから来るメールにあった簡単なあらすじ、
「観光地」という一見のどかな場を舞台に、人間の奥に沈んでいる欲望や違和感をじわじわと炙り出す
を読んで「面白そう!」と思った次第です。
場所は池袋は「東京芸術劇場 シアターイースト」。池袋かあ、人生で2回くらい行ったことがあるかもしれません。
では、行ってきます!

早速着きましたー。マチネなので13時過ぎくらいに到着。トイレに行ったり、中にあるアート・グッズ売り場で時間をつぶしたりして、20分前に着席。
今日はJ列だったので10列目ですね。私は映画は前の方が好きで4列目を基準にしているのですが、芝居は全体が見えた方がいいという考え方なので10列目はかなりいい位置です。しかも列の一番端っこ(内側寄り)だったので、なお良かったです。
それでとりあえず始まる前に舞台を撮影しようと思って、2~3枚パシャパシャやっていたら、劇場のお姉さんに「撮影は禁止です」って注意されちゃいました。
「あ、そうだったんですね、すみません」と言って削除しようとしたら、「いやそれはいいんですけど」とおっしゃっていたので写真はそのままにしていますが、残念ながらここにはアップできません。
撮った写真を持って帰ってもいいけど、ほんとは撮影してほしくないということは、SNS禁止ってことですよね、きっと。

舞台はL字型のカウンターキッチンと背もたれのない6客の椅子、向こう側には横長の窓らしきものがあって、向こうには森が見えます。それだけの舞台設定です。暗転あり、舞台転換なしです。
主人公たちがSiriかAlexaかなにかに話しかける場面があって、その音声が右上に電光文字で表示されたりする仕掛けもされていて、それが”ト書き”みたいな役割も果たしていました。
登場人物は5人だけ。そしてストーリーを簡単に言うと、
「地方の観光地らしきところで、お茶を売り物にした軽喫茶を営んでいる男性二人が、近所の山に生えているキノコを採ってきて料理をつくろうとする。ただし、そのキノコは毒キノコで知られるベニテングタケ。ところがこれを料理してみると、我を忘れるほど美味だった。
そこへ近所の旅館の仲居をやっている女(安達祐実)や一般客もやってきて、味もさることながら、毒に当るか当たらないかのギリギリを責める快感の虜になる。
やがて別のキノコやアメフラシ(だったと思う)などにもバリエーションを広げはじめ、海外から珍しいキノコを運ばせたりもしはじめる。
ところがその中の一種類の毒性が高く、4人+キノコの運び屋の女までも巻き込んで、相当やばい状況にエスカレーションしてしまう」
という感じでしょうか。
キノコでトリップするというブラック・コメディで、最後は〇人にまで発展していきます。
会場からは要所要所で笑いも漏れ、俳優陣の演技もレベルが高いし、テンポも良くて楽しめました。
ただ、私がチケットを取ったきっかけであるうたい文句、
「観光地」という一見のどかな場を舞台に、人間の奥に沈んでいる欲望や違和感をじわじわと炙り出す
って感じではなかったですね。
このうたい文句から、私は
「静かでシュールで文学的で哲学的な展開」
「常識ってなんだろうと、見ているこちらの価値観を揺さぶる展開」
「一見穏やかに見えながら、そこはかとなく人間の内面の闇を感じる展開」
などを期待していたのですが、そういう深くて重めの作品ではなくて、割と軽い気持ちで楽しむコメディだったようです。
ところで私、何の情報も調べずにチケットを取ったので知らなかったんですが、安達祐実が出ていました。
私、眼が悪いので役者さんの顔がちっとも見えないのですが、なんとなく「あれ、安達祐実に似てる気がするなあ」と思ったのでオペラグラスで見てみたら安達祐実でした。これは嬉しいオドロキ。
特別ファンだったことはないので、あまり作品も見ていないのですが、それでも信頼できる女優さんとして認識しています。実際今日の演技も良かったですよ。なんの不満もないです。

ところで話がガラッと変わりますが、東京芸術劇場の隣、池袋西口を出たすぐのところの小さな広場で、アイドルたちのイベントが行われていました。

私は10代の頃は「アイドルなんて心底くだらない」と思っていたタイプで、そのままずっと大人になっていったのですが、40歳くらいからかな? 俄然アイドルの価値が分かるようになり、今では「偉い人たちだなあ」とさえ思うようになりました。
なので興味津々で写真を撮ったり、眺めたりしていたら、一人の女の子が近寄ってきて、名刺くれましたー。

嬉しかったので、両手で受け取って「頑張ってください!」って伝えましたー。
みなさんもQRコードを読み込んであげてくださいねー。
名刺をもらった後で芝居を見て、さあ帰ろうと外に出たらまだやってたので、ポスターなどをよくよく見てみると、どうやら『ガーリーガーリー』というイベントで、昼の12時半から全出演者の出番が終わるまで、延々やるイベントだったみたいです。

ステージ寄りの一番前の方に「VVIP」って書いてあるのは気づいていたんですが、あれ一万円だったのかー! うひょー。
だって、通りすがりの私たちも別段遜色ない環境で歌を聴けて、それなりに女の子たちを見たりもできるんですよ! それを1万円、、、
まあ確かに前の方の人たちは出演者とお話ししたり、一緒に写真撮ってもらったりしてたんですけど、あれVIP&VVIPのチケット買った人たちだったんですね、、、
まあ実際、彼等は実に楽しそうで、サイリウムを振ったり、跳んだり跳ねたりして、オタ活をめいいっぱい楽しんでいる様子。
若い女の子ってそれだけでもう娯楽だし、一日中楽しめるわけだし、確かに1万円の価値はあるのかもしれません。
ともかく私は、その跳んだり跳ねたりしている彼らを見て、「立派な人たちだな」と思いました。
閉鎖的なハコの中ならともかく、駅前の広場という開放的な環境で、通りすがりの人たちの無関心な視線を気にすることなく、あれほど没入して目の前のアイドルにのめり込める集中力と鈍感力は見習いたいです。
皮肉っぽく聞こえるでしょうけど、皮肉ではありません。本気ですよ。
だって、彼女たちの中から、未来のPerfumeが出るかもしれないんですから!
私には「地下アイドル時代から支えるファンになってみたい」という憧れがあるのでね、彼女たちやVVIPの彼らを馬鹿になどできないのですよ。

がんばれー!
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