でかけたとき日記

すべては充実した老後のために!

芝居見に行きたーーーい! ついでに つかこうへい への愛を語る

 

最近、めっちゃ懐かしい映像をYouTubeで見つけました。つかこうへいの『熱海殺人事件』の動画です。

出ているのは若き阿部寛。彼はこれで役者になりました。

 

www.youtube.com

 

20代の頃、つかこうへいの芝居にくるくる行っていた時期があります。高円寺で、一人暮らしをしていた頃です。

その頃は芝居をたくさん観たいと思っていて、つかさんだけでなく、唐十郎の「匂ひガラス」とか(地面にゴザ&体育座りで、ポスター買って部屋に飾ってた)、野田秀樹とか(NODA・MAPの「キル」、私が見たのは羽野晶紀Ver.でした)、宮本亜門の「サイケ歌舞伎 月食」とか(橋本治ファンなので)、藤谷美和子の「怪談・にせ皿屋敷」とか(デビューしたての香取慎吾が出てた)、結構行ってました。

今調べてみると、どれも1994年ですね。私はこの2年後くらいからひきこもってしまったので、多少アクティブだったのは1994年か1995年までなんですね。それ以降はどこにも出かけない人になってしまいました。

 

話を元に戻しますが、当時は色々見に行ってましたけど、私にとっての演劇系の一番のヒーローはつかこうへいで、高校時代にはまり、二十歳すぎくらいまで「つかこうへい完全コンプリート」を目指して文庫本を集めてました。

でも角川文庫で初期に出た文庫本はすでに絶版(※)になっていて、本屋で取り寄せてもらっても「絶版(※)でした」と言われることが多くて、仕方ないのであっちこっちの古本屋を回り、ひたすら足を使って執念で『龍馬伝』まで集めたのはいい思い出です。今でもちゃんと持っています。

単行本も、高円寺の古本屋で集めてました。

 ※正確には「品切重版未定」かもしれません。

 

もうボロボロです

 

でも当時つかこうへいは、演出をやめてしまっていたんですよね・・・。作家しかしてなかった。なので「観たい」と思っても叶わなかったんです。

でも90年代に入るとつかさんが活動を再開してくれて、1994年には「北区つかこうへい劇団」を旗揚げしてくれて、しかも私が大人になっていて、都内で一人暮らしをしていたことなどが重なって、念願のつかさんの芝居を見に行くことができたんです。感激だったなあ。

 

最初は両国にあるシアターX(カイ)だったと思うんですよ。当日券で、並んだなあ。同じ芝居を何度か通いました。

外で当日券を並んでいると、近くのハンバーガー屋さん(どこだかは忘れました)が、注文を取りに来てくれるんですよ。懐かしいなあ。

 

チケットが2枚出てきた

 

私はつかさんの芝居は全部、当日券で見ました。ずーーーっと並んで、階段席とか、通路席で。あの時代はまだ消防法かなにかが甘かったので、演劇でも映画でも、通路に座って見られたんですよ。

受付で、木の箱と座布団を渡されて、それに座ったと思います。

どの時だったか忘れましたけど、列と列の間が通路だったりするじゃないですか、あの通路のど真ん中の席で、めっちゃ良席だったことがあります。阿部寛とか山崎銀之丞とか山本亨とか平栗あつみの、飛び散る汗と唾が見えました。あれはPARCO劇場の時だったのかなあ。

後ろを振り向いたら、私の2列真後ろに野田秀樹と大竹しのぶが座っていたことがあります。あれもPARCO劇場だったんでしょうね。

 

当時のシナリオ写真集の表紙です

 

それでここからが愚痴と罵倒なのですが、つかさんって、録画してないんですよ! 自分が演出してきた芝居を、一本も!!!!!!

つかさんの本を読んできた人なら知ってると思うんですが、つかさんはカッコつけの美学野郎なので、

「芝居というものはその場限りの儚いものでいい。花火みたいにドーン、パッと散って、もう二度と見られない、それが芝居だ」

みたいなことを言って、「絶対録画しない」と宣言してたんです。

なので「見られなかったからDVD見よう」とか「誰か動画上げてくれないかな」みたいなことがないんです。

 

でも正直、昔は「とかなんとか言っちゃって、実は録画してるんでしょ。だって周りが放っておかないでしょう。演劇界の損失なんだから」なんて思って、「死んだら出ないかなあ」なんて思ってましたけど、死んでもマジで出てこないわけです(2010年7月10日に死去。62歳。まだ若かった・・・・)。

 

つかこうへいのバカバカバカ!(愛ゆえの罵倒なので許していただきたいです)

 

かっこつけてないで録画しようよーーーー。録画してよーーー。そうすれば見られる人が増えるんだし、大勢が喜ぶんだし、演劇界の宝じゃん。何より私が喜ぶよ。つかこうへいアーカイブ、買いますよ。大人買いするよ!

 

ほんとバカ、涙。と思っていたら、なんと最近、わずかではありますが、YouTubeにアップロードされているのを発見。

画質も音質も悪いのですが、紛れもなく阿部寛版『熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン』です。

30年ぶりに見て、おお、そうそう、そうだったそうだった、なんて懐かしい・・・もう感激ひとしおです。

数回しか見てないのに、見ると思い出します。ちゃんと覚えてるもんですね、、、

誰が、どういう経緯で撮影したのか知りませんが、ほんとに感謝感謝です。

 

 

(感激でまた貼っちゃいます。上のリンクと一緒です。たぶん初見の方は、何が起こっているか分からないかもしれませんが、これは本当に胸アツの、感動作なんですよ)

www.youtube.com

 

 

あまりにも感激したので、「つかさんは死んじゃったし、北区も解散しちゃったけど、別の劇団でいいからやってないかなあ」と思って検索したら、やってるじゃないですか!

つかさんのとは違うのは承知で、それでも片鱗だけでも感じられたらと思って、チケットとりました!

2月に行ってきます!

 

 

こちらはパンフレットの表紙。PARCOの時かなあ。

 

「飛龍伝」のシナリオ写真集の表紙

 

「熱海」の方、今見たらサイン入りでした。ちゃんと直筆です。

 

つかさん