インドア派を返上し、一昨年からじわじわと出かけ始め、最近はガシガシでかけています。今日も午後休をとって、渋谷にある松涛美術館へ『描く人、安彦良和』展に行ってきます!
開催しているのをつい最近知ったのですが、どうやら前期、後期と二回に分けて展示するらしく、今はまだ前期が開催されている模様。前期は12/21(日)までなので、ギリギリ間に合いました。
安彦良和といえば、80年代を過ごしてきた人なら知らない人はいないほど有名な漫画家で、私にとっては青春と言っても過言ではありません。
もちろん『機動戦士ガンダム』は私にとっては ”人生の一作”という感じですし、ロマン・アルバムとか特集雑誌とか、そういうのは今でも大事に持っています。当時のアニメージュ(だったと思う)の付録なんかも少し持ってますよ。
他にもアニメは『アリオン』『クラッシャージョウ』とかは観てますし、『アリオン』『ヴィナス戦記』『ナムジ』『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は漫画本も持ってます。それだけでなく、文庫本の挿絵を描いた『巨神ゴーグ』『ダーティ・ペア』はもちろん、映画にもなった小説『将軍たちの夜』まで持ってます。
とにかく安彦良和の絵が好きなんですよね。
とはいえ、吹き出しが独特で読みにくいのと、題材が歴史物に傾いてしまったので、最近は読まなくなりましたけど。
ところで夕べ、母が便箋を探していたので、「私もってるかも」と思って紙類を保管してある場所を見てみたら、なんと中学生の時に買って、捨てられずに持っていたノートと下敷きが出てきました。
ご覧ください、こちらです!


懐かしいなー。
「明日は安彦良和展いくぞ」と思っている矢先でしたからね、なんて偶然。Pet Shop Boys の時もそうでしたけど、なんでしょう、呼ぶんですかね。
アリオンのノートと下敷きは、映画館で買ったものかもしれません(違うかもしれません)。ガンダムのノートは中身がかなり劣化していましたけど、アリオンの方は新品同様にきれいでした。下敷きなんか、まだビニールの袋に入ったままです。使わず、大事にとっておいたんでしょう。
今日もグッズを買ってしまうかもしれません・・・5000円以内くらいに収めたい・・・
おっと! 12:30になったので仕事は終了! では、行ってきます!
今日のお供はPet Shop Boys の「ナンザレス」。年明けのライブに行くので、その予習中。

この後、渋谷で井の頭線に乗り換えて、神泉で下車、松涛美術館に向かいます。20代の頃、高円寺に10年も住んでいたのに、井の頭線に乗るのは初めて。渋谷で降りるのも30年ぶりくらいです(乗り換えだけですが)。
母に「松涛美術館は高級住宅地にあるんじゃないか」と言われて来ましたが、ほんと、駅を降りたらもう住宅街で、ちょっとびっくり。
松涛美術館は駅から歩いて5分くらい。途中は要所要所に矢印が出ていたので、ほとんど迷わず到着できました。
客層はきっと私のような50絡みの中年がメインであろうと予想。

大抵の美術館の入口で配布している音声ガイドですけど、いつも私は音声ガイドは借りません。だってどうせ借りても全然覚えられないんだもーん失笑
なので「そんなもんはいらーーん。私が気に入った絵が良い絵なのだ」と思うことにして、独断と偏見で鑑賞することにしています。理屈なんてね、いらないんですよ。「考えるな。感じろ!」ってことです。色々詳しいことが知りたくなったら、家に帰ってからのお楽しみにすればいいんです。
でも今日は、音声ガイドの声がシャアの池野秀一氏だったので借りました。シャアの声を聴きながら安彦良和の絵を見るなんて、乙じゃないですか。贅沢。
700円でしたけど。
高くないすか。
それから残念なことに、館内は撮影全面禁止だったので写真がありません、、、なので看板的なものを撮ってきました。






中は程よく人が入っていて、見やすかったです。女性も結構いましたが、やはり中年ばかりでした。若者はいなかったと思う。
小さな美術館で、ドーナツ状に中庭があって、その周りを円形にぐるっと展示室になっていました。その2Fと地下1Fが展示室で、地下2Fがグッズ売り場というレイアウト。
小さいと言っても展示品がものすごく多くて、ゆっくりめに見たとはいえガッツリ2時間かかりました。
たぶん時系列に並んでいたんだと思うんですけど、順路がよくわからなくて、自由気ままに観てきました。大体の時系列は知っているし、問題ないです。
わたし安彦良和って物凄く絵がうまいと思うんですが、別に絵の勉強をした様子もないのにあれほどの絵を描けるなんて、天才です。
興味深かったのは、安彦良和が大学生の頃(1966年)にノートに描いた、初めての漫画『遥かなるタホ河の流れ』や虫プロに入ってからの絵が展示されていたのですが、この頃の絵柄は明らかに手塚治虫に影響されている絵柄だったのに、虫プロ倒産後に参加した『宇宙戦艦ヤマト』の絵柄はもう安彦良和っぽい絵柄になっていたことです。
この間が結構断絶があって、あれがどうすればこうなるのか、そこら辺が展示されていた作品からは分からなかったです。仕事以外で自分の作風を完成させていたんですかね・・・
それから、安彦良和は90年代くらいになるとアニメをやめて漫画家になって、やたらと歴史物ばかり描くようになって娯楽アニメとは一線を画してしまったので、私はついていけなかった記憶があるのですが、
今回数ページだけとはいえ、安彦良和が大学時代にノートに描いた『遥かなるタホ河の流れ』を見ると、安彦良和は最初から安彦良和だったんだなあと思いました。
どちらかというとアニメーターの頃に携わっていた作品の方が、安彦良和っぽくなかったのかもしれないなあ、とか。
なのですでに持っている『ナムジ』とか『虹色のトロツキー』とか、もう一回読み直してみようという気になりましたね。
あと、漫画なのにフルカラーで描いているのを見ると(水彩画でした)、商業主義とは一線を画した丁寧さで、ほんと絵を描くのが好きなんだなあと思いました。信じられないほどの丁寧さです。
他にも『ガンダム』はもちろん、『勇者ライディーン』『巨神ゴーグ』『クラッシャージョウ』『アリオン』『ヴィナス戦記』、それ以降の歴史漫画の原画やラフ、ポスター原画などを浴びるように見て、改めて好きになりました。
行ってよかったです。
後期がもうすぐ始まりますけど、作品リストを見るとほぼかぶっているみたいで、一部入れ替えってとこみたいです。
なので私は行くか分かりませんけど、前期に行かれなかった人は後期に行っても十分楽しめると思います。
安彦良和の絵が好きなら、ぜひ行ってみてください。



※松涛美術館リンク