でかけたとき日記

すべては充実した老後のために!

渋谷まで映画『女性の休日』観に行ってきました

 

今日は渋谷のシアター・イメージ・フォーラムへ、映画『女性の休日』を観に行きます。

映画のチラシによりますと、

1975年10月24日 アイスランド全女性の90%が仕事も家事も一斉に「休んだ」世界を変えた、知られざる運命の1日のドキュメンタリー

とのこと。

私はフェミニストじゃないし、フェミニスト的だったこともないし、今のフェミニストって厚かましすぎてキライなんですけど、私が過去の女性たちが闘って手に入れてくれた権利の上に胡坐をかいているのも事実です。

なので先人たちの闘いに敬意を表するためにも、この映画を見てみたいと思いました。

行ってきまーす。

 

今日のお供は、少年少女向け『モンテ・クリスト伯』と、音楽は懐かしいモービーの『18』。もう20年以上前なんですね。

久しぶりに聴きましたけどやっぱりいいですね。この頃のモービーは鋭い感じがして好きです。

このあとの『Hotel』以降、聴かなくなっちゃいましたけど、持ってるから今度改めて聴いてみようと思います。

 

モービー『18』名盤です

 

岩波少年文庫版の『モンテ・クリスト伯』はもうすぐ読み終わります。下巻の半ばも過ぎるとかなりドラマチックに感動的に盛り上がってきて、これならば正規版も読んでみようという気になっています。

さて、渋谷に到着するともの凄い人、人、人。前回シアター・イメージフォーラムに来たのは『ドイツ零年』と『新ドイツ零年』を見に来た時なんですけど、あの時はお正月の三が日だったので閑散としてたんですよね。

それにしても若者が多い。何かイベントでもあるんですか? それとも渋谷は毎日がイベントなんですかね? 

 

さて、シアター・イメージフォーラムに到着しました。

 

のれんが、、、そろそろ新しいのにすればいいのに

 

夕べ、ネットで席を押さえたんですけど、D列真ん中がすでに売れてたんですよ! 二人ペアで押さえられてたんです! 

「きちゃまら~」と思ってC列の真ん中にしたので、今日はいつもよりやや前の席です。でもこれがかなり良かったんですよ。C列、いいね。新しい発見です。

ではその、本来なら私が座るべきD列のお方らはどんな方々だったかと言うと、初老の男性と30代くらいの女性という組み合わせで、待ち時間の彼らの会話が国際情勢を語ってましてね、なんだかめっちゃインテリな会話だったんですよ。

「うむ、じゃいっか」と思いました。なんでかは分かりません。「敗けた」って感じですかね笑

 

映画ポスター

 

映画は、50年前に起こった「アイルランドの女性が一斉に休日を取ってしまう事件」の首謀者たちが、昔を思い出しながら経緯を語り、その成果を確認する、みたいな内容でした。

女が一人前の人間として認められないことに疑問と怒りを持った女性たちが、まず「レッド・ストッキング」というグループを作り、ストライキを計画し、そこにアイスランドの女性の90%以上が参加して、1975年10月24日の一日を、仕事から家事から育児まで、あらゆる行為をやめてお休みしてしまい、国の機能がストップしてしまうという、前代未聞の事件を起こすんですね。

 

男と同じ仕事をしていても給料が安い。

自分だって牧場の仕事をずっとやっているのに、女だと農協みたいな組合のメンバーには入れない。

政治の話に意見を言うと、まるで聞こえなかったかのようになぜか黙殺されてしまう。

職場でも新人の若い男がやってくると、仕事を教えるのは私たちなのに、しばらくすると新人男性は上の階に移ってしまって(幹部は上層階で働いている)、自分たちは永遠に下の階。上に上がる可能性どころか、彼らはそんなこと夢にも考えたことがない。

家庭でも当たり前のように家事をやらされ、感謝どころか敬意すら持ってもらえず、一人前の人として扱ってもらえない。鼻で笑われてしまう。

 

1975年というと、私は4歳です。世界の女性を取り巻く現状は、まだそんな感じだったんですね(今もまだ若干そんな感じな気もしますが)。

 

そこで女性が一斉に休んだらどうなるか、実行するわけです。

数か月の準備期間中に、チラシやラジオ、女の持つコミュニケーションを利用して情報を拡散し、全女性をまとめ上げてしまったんだから本当にすごい。

そして職場に「10/24は休みます」と予告をし(全女性が)、そして当日を迎えると予定通り仕事を休み、家事を休み、子供たちは旦那の職場に連れて行って預け、そして完全になにもしない。

海の上の船員の女性たちも、船の一室に閉じこもり、完全に機能をストップ。

彼女たちはレッド・ストッキングに向けて「私たちも海の上で参加してます」と電報を打ち、それを街の広場に集まった女性たちにマイクで読み上げる。

なのでライブ感が高まって、ますます女性陣は一丸となって「休日すること」に確信を持つ。

その結果、店は閉まり、空港は飛行機を飛ばせず、ラジオもテレビも新聞も出せず、国が完全に止まってしまった。

これはなかなか感動的なものがありました。

 

今回、この映画を観に行った理由のひとつに、「大勢をまとめ上げる秘訣みたいなのがつかめるといいな」と思ったことがあるんですけど、

彼女たちがこれからやることを「ストライキ」や「ボイコット」ではなく、「休日」と言ったところが重要なポイントだったと思います。

レッド・ストッキングたちは、最初は明確に「ストライキ」として計画していたんですが、女性にも様々な意見があるので「ストライキ」みたいな強い行動は反対する女性もいるんですね。

そこで「では”休日”だと思えばどうですか」「全員で一斉に休日を取るだけです」という言い方になった途端、「そうね、休日ならいいわね」となって、全女性が受け入れるんですね。

これは上手かったと思います。確かに私も「スト=闘い」と聞けばリスクが高そうなので躊躇すると思いますけど、「みんなで一斉に休日しましょう」と言われれば、より抵抗なく賛同できると思うんですね。

 

それからアイスランドの人口が少ない、というのも決定的なポイントだと思いました。

調べてみると、アイスランドは今でも人口が40万人くらいで、1975年当時はもっと少なくて20万人くらいだったみたいなんですね。私が住んでる市より少ないです。

そのうち女性は半数の10万人、子供は除外されるから、ティーン以上の女性が7万人くらいいたと考えると、国立競技場に全員入る感じなので、この規模感ならまとめあげることが出来そうに思います。現実的な感じがする。

日本は数千万人規模ですからね。しかも国土も広いし、なかなか同じことはできそうにないですね(別にやろうと思ってるわけではありませんが笑)。

 

演出面ではアニメーションが多用されていたのが良かったです。重くなりがちな社会的なテーマを取り上げているのに、割と温かい印象だったのは、このアニメーションの力が大きかったと思います。

現在の彼女たちと当時の事件自体はもちろん実写映像や写真で描かれるんですけど、彼女たちの回想シーンはアニメーションになっていて、その絵柄がポップで良かったんですね。回想シーンは映像がないですからね、いいアイディアだと思いました。

 

そしてなにより、私が男女平均ドンピシャな月給をもらい、セクハラに嫌な思いをすることもなくなり、自由に好きなことして、大した悩みもなく暮らせているのも、彼女たち先人たちが女性の権利を勝ち取ってくれたおかげであることを考えると感謝感謝です。

そしてもちろん、女性の権利拡大は男性陣の撤退があってこそです。映画内でも男性の理解者が登場していましたが、やっぱりちゃんと道理が分かる男性もいるんですよね。

そういった男性陣の理解の上に成り立ってるということを忘れたくないと思いました。

 

 

チラシ裏面です

 

 

ところでスクランブル交差点近くに.ENDRECHERI.の宣伝カー(アドトラック)が走ってました。

私が知ってたのはENDLICHERI☆ENDLICHERIだったんですけど、名前変わったんですね(曲は一曲も知りません)。

 

.ENDRECHERI. 何回か名前変えたんですね

 

全然ファンじゃないんですけどね、ジャニーズ自体興味ないし。でもなぜか堂本剛だけはなんとなく頑張ってほしいなと好意的に思ってますね。

たぶん心配なんだと思います。彼、すごく若い頃からちょっとアーチスト病みたいなのこじらせてるでしょう? 天才病って言ってもいいかもしれない。

そういうところがちょっと心配な感じなんですね。