このブログの初回投稿(「インドア派返上!」)でも書いたのですが、今までどこにも出かけないをモットーにしていましたが、50歳を過ぎて心境に変化が起こり、死ぬ時後悔したくないと、人が変わったように出かけ始めてます。
今日は『ぜんぶ、北斎のしわざでした。展』に行くことにしました。
※これです。
実は始まった時から「行きたいなあ。行くぞ。」と思っていて、何度も先延ばしにしていたのですが、今日こそは行こうと午後半休を取って行ってきました。
今年は6月に上野の森美術館へ『五大浮世絵師展』を見に行ったのですが、あの時は浮世絵中心で、「北斎漫画」はほんの数点、数ページという感じだったので、今回は期待。
そういえば映画『おーい、応為』も見ました(まあまあ・・・いやイマイチでした)。
会場がある京橋に行くのは初めて。職場から日本橋で下車して向かいます。もちろん一人です!


いやー、舐めてました。商業ビルの6Fが会場とのことで、1時間半もあれば余裕かな?なんて思っていましたけど、とんでもない、約500点にも及ぶ作品の数々。
普通に見てしっかり2時間以上かかりました。










いやはや、北斎さん、あんたは絵がうまい。誰よりも上手いんじゃないかと思いました。写実性もありながら、なによりユーモアに溢れているところが素晴らしかったです。
人間が好きなんだなあ、と思いました。
そして、こうして500点ほどにも上る北斎を見続けていて、北斎はダ・ヴィンチみたいだなあと思いました。
ダ・ヴィンチは画家にして科学者であり、解剖学から軍事工学まで幅広くて、北斎は画家なだけなので比較するのはおかしいと思う方もいると思うんですが、今回の展示物を見続けたらきっと分かってもらえると思います。
まず題材が幅広いんですよね。人物から動物、植物、架空の生物、建物、風景画、工芸品のデザインから鉄砲の模写、踊りの振りまで、ありとあらゆる題材を描いて描いて描きまくるその姿勢。
同じ題材を右からも上からも下からも何パターンも飽きずに書き、富士山なんて何枚あったか分かりません。それもB5程度の紙に何十枚、何百枚、何千枚と描き、それが冊子になって何十冊。
このこだわり方を見ればレオナルド・ダ・ヴィンチの親戚です。北斎は発明しなかっただけ。画家だから。
・・・と思って見ていたら、会場に貼ってある、どなたか著名人だか専門家の方も「ダ・ヴィンチだ」と言っていたのを見て、なんかがっかりですよ笑
私が発見したと思ったのに笑
しかしこの彫り師や摺り師の技術ってどうなってるの?
北斎の天才は言うまでもないですけど、木の板を彫刻刀みたいなので彫って、色を乗せて紙に刷ってるわけですけど、彫り師と摺り師の技術力も並大抵じゃないですよね。
浮世絵を見るといつもそう思う。
それでいつも「今度、彫り師と摺り師の本を買って勉強しよう」って思って、忘れちゃうんです。
