でかけたとき日記

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映画『ジョージ・マイケル 栄光の輝きと心の闇』観てきました!

 

昨日も少し書きましたが、今日はジョージ・マイケルのドキュメンタリー映画『ジョージ・マイケル 栄光の輝きと心の闇』を観に行ってきます。

 

ジョージ・マイケルと言えば、80年代がまるっと10代だった私にとってのスーパー・スター。

私が中2の時からのファンなのですが、すでにデビュー・アルバムの『ファンタスティック』は出ていて、2ndアルバムの『メイク・イット・ビッグ』&シングル『クラブ・トロピカーナ』『ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ』あたりはリアルタイムでファンだったという感じ。

そしてソロになってからももちろんファンで、『Listen Without Prejudice: Vol. 1』まではLPもCDも両方持ってます。繰り返し繰り返し聴きました。

でも次の『Older』の、あまりの重さに心が離れてしまいました。。。

私は音楽雑誌を読まないし、歌詞カードも読まないので、あくまでも曲から受ける印象にすぎないのですが、ジョージ・マイケルがどんどん暗く、重く、深刻になっていくのを感じて、「一体彼はどうしてしまったんだろう、何があったんだろう」と漠然と思っていたので、今回のドキュメンタリー映画は興味があるわけです。

 

思い起こせば、私にとってのジョージ・マイケルは、もちろんルックスもハンサムで格好良かったのですが、そういう見た目よりも、楽曲と歌声、歌唱力にやられた感じです。

私はテレビを見ない子だったので、小学生の頃はテレビに出ているアイドルとかの音楽に全く関心がなく、生まれて初めて「音楽って凄い、歌って凄い」と思ったのが、中学に入って知ったオフコースだったんです。小田和正ですね。

でも、当時(今もですけど)耳に入ってくる音楽は基本的に「ABサビ、間奏、A’B'サビ」みたいに曲のパターンが決まっていたわけですけど、Wham!は違ってたんですよ。AとかBだけでなく、CとかDが入ってくる感じ。

正確に言えば Wham!の曲を聴いて、今まで自分が聴いていた曲がパターン化されていたことに気づいたわけです。

それからコーラスの入れ方とか、今聴いても新鮮で、いいと思います。

そういう、曲の構成が好きだったのと、声も好きだし歌がうまいし、という感じで完全にはまってましたね。

 

でも彼はアイドル視されていたのが嫌だったのか、Wham!3枚目の『エッジ・オヴ・ヘヴン』からはPOPさが減って、一段暗く、重くなり、見た目も無精ひげを生やして脱アイドルを図っているのがありありと分かる感じになってました。

そしてWham!の解散、ソロ・デビュー、ソロ1stの『Faith』では短髪、レイバンのグラサン、革ジャンというハードな見た目になって、ソロ2ndの『Listen Without Prejudice: Vol. 1』でますます暗く重くなる、、、という流れです。

それで『Listen Without Prejudice: Vol. 1』の頃はレーベルと揉めていたらしく、当時聴いていたラジオのDJが、「フランク・シナトラがジョージ・マイケルに、彼は才能があるから、レーベルとの確執は早く解決して、音楽活動に専念してほしいとエールを送っている」と言っていたのを覚えています。

さらには薬物関係とか、ゲイだとか、公衆トイレでの公然わいせつ罪で現行犯逮捕されたとか、そういうゴシップばかりが耳に入ってくるようになって、フランク・シナトラじゃないけど、私も「すごく才能があるのにもったいないなあ」と思っていました。

そして『Older』のあの暗さ。

 

私はPOPであるって、いいことだと思うんですけど、、、。多くのアーチストが「脱アイドル!」とか言ってつまらなくなっていきますけど、そんな本格派になんかならなくていいのに、、、(アーチスト本人にしてみれば、そうはいかないんでしょうけど、、、)

ここ数日、Wham!時代からソロ3rd『Older』までのアルバムを、出た順に聴き直していますが、私は初期の『ファンタスティック』『メイク・イット・ビッグ』が好きですね。すばらしくPOPで、楽しいですよ。

彼はどこで間違えたのか。どうして間違えたのか。それとも間違いなんかじゃなく、これが、正解なのか、、、

彼の曲から私がなんとなく感じていた「ジョージ・マイケルの闇」はなんだったのか、それがこの映画で分かるのかもしれません。

 

前置きが長くなりましたけど、好きだったんで仕方ないんです。熱い思いが溢れちゃう。ファンってそういうもんだと思って、お許しください。

では行ってきます!

 

2nd「メイク・イット・ビッグ」を聴きながら行きました

 

新宿東口に到着

 

行ったのは kino cinéma新宿、初めて行く映画館です。外は素晴らしく青空で、空気は冷たいけどいい気持。

 

開場前のアー写

 

50人くらいしか入れない会場で、満員でした。会場も小さいけど、スクリーンも小さくて、会場に入ったとき「おいおい笑」と思いましたよ。昔々大昔、やはり新宿の映画館にハリソン・フォードの『逃亡者』を観に行った時に次ぐ小ささでした(あの時はTV画面かと思うほど小さかった)。

でも見始めたら映画の内容に引き込まれて食い入るように見ていたので、スクリーンの小ささなんて全く気になりませんでした。

 

 

映画はもう、、、考えさせられましたね。人生ってやつは、ほんとに悲しくて難しい。そして苦い。

 

映画はデビュー前の貴重な映像から始まって、まだ十代の二人が無邪気に歌い踊るややダサめの時代から(当時でもダサかった笑)、デビューしてすぐに英国でスターになり、米国でもスターになって、ソロに転向してスパースターになるまでが映画のだいたい三分の一くらい、

その後『Older』までで半分、残りの半分はゴシップにまみれて転落していく様子という構成(時計を見ていたわけではないので、かなり大雑把ですが)。

それをナレーションなしで、過去映像とジョージをよく知る親しい人たちのインタビューでジョージの人生の光と闇をあぶり出していく手法でした。

このナレーションがないというのはポイント高いです。

 

私はファンなので、前半は割と知っていることが多く、「懐かしいな、そうそうジョージはインタビューなどで、Wham!はアンドリューのキャラクターを体現したもので、自分は全然ああいうキャラじゃないって言ってたなあ」なんて思いながら見ていました。

私はジョージは『Listen Without Prejudice: Vol. 1』までがピークで、その後急速に影を潜めていったように記憶していたのですが、本国イギリスではずっと大スターだったんですね。

そして『Orlder』から以降は、私が知っていた以上にゴシップにまみれていたんだなあと・・・

 

 

ところで映画館に行くまで知らなかったんですけど、今日は上映終了後になんとこの映画を監督したサイモン・ネイピア=ベル氏のトークショーがありました。

 

「写真撮影OK、SNS投稿お願いします」と言っていました

 

彼はWham!時代のマネージャーで、Wham!解散まで担当していたそうです。

30分くらいお話ししてくれましたけど、実に静かな佇まいで、尊大なところなどみじんもなく、私たちを前に誠実にお話ししてくれている感じが印象的でした。

 

控えめな印象



映画ではWham!解散の理由については特に触れられていなかったのですが、トークショーを担当したインタビュアーの「解散すると聞いたときはどういう気持ちでしたか」という質問に、

「ジョージのことが良く分かっていたから特に意外には思わなかった。明るく健康的な Wham!は、ジョージではなくアンドリューのキャラクターに寄せたグループだったから、ジョージは本当の自分を表現したいといつも言っていた。だからむしろ『Faith』で相変わらず客が求めるスター像を演じているジョージを見て、そんなんでいいのか、と発破をかけていた」

といった趣旨のことをおっしゃっていたのが記憶に残っています。

 

ジョージの映画を作ってくださって、ありがとうございます。

 

それで、映画のパンフレットを買うと監督がサインをしてくれると、要はサイン会をやるというので、「すわ! せっかくだから初体験してみよう!何事も経験!」と思い立ち、早速パンフレットを購入して列に並んだんですけど、、、、

なんと先頭では監督と一緒に写真を撮ったり、お話ししたり、握手したりしてるじゃないですか! しかも後ろに並んでいる人たちも、順番が来ると躊躇うでもなくスタッフに自分のスマホを渡し、写真を撮ってもらう気満々です。

・・・・うぬぬ・・・わたし無理!!! 

と、思いっきりコミュ障を発動して、踵を返して立ち去ってしまいました笑。あははー。

なので手元には、フツーのパンフレットがあるのみです。

 

 

私、帰り道も、家に帰ってからも、ジョージのことをずっと考えているんですけど、映画の感想を一言で言うと、「本当の自分を愛してもらう闘い」に挑んで、敗北した人生だったんだなと思いました。

でも今日は書くのをやめます。理屈っぽくなりそうだし、内容が重くなりそうで、今日の投稿に合わないので別投稿にしようと思います。今日はあくまでも「でかけたとき日記」なので。

うまくまとまったら、明日投稿しようと思います。