でかけたとき日記

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新作映画『ウィキッド 永遠の約束 』観てきました

 

昨年の5月くらいかなあ、前作である『ウィキッド ふたりの魔女』を公開当時に見に行ったので、今日はその続編である『ウィキッド 永遠の約束』を観てきましたー。

本当は先週の土曜日に行く予定だったんですけど、めまいが三日間収まらなかったので断念したんですよね、、、まじで三日間布団の中にいました。起き上がったり何か食べると「おええ」ってなるので1kgくらい痩せましたもん。

 

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話を戻して『ウィキッド』ですが、私は1939年のジュディ・ガーランド版『オズの魔法使』が大好きなので、『ウィキッド』が「北の魔女と西の魔女の前日譚」と聞いて楽しみにしてました。

で、前編である『ウィキッド ふたりの魔女』を見たとき、色々思うところもあったのですが、後編を観ないとなんとも言えないなと思って、判断を保留にしていたんですね。

で、今日は後編『ウィキッド 永遠の約束』を見てきたので、2作品分の感想です。

 

『ウィキッド』チラシ

 

ヒット作なうえに評価も高くて、ほとんどの人が「大好き」「良かった」「面白かった」「アリアナ可愛い」と絶賛している中でこんなことを言うのは気が引けるのですが、私的には「うーむ」という感じでした。

もしかしたら『オズの魔法使』を見ていない人の方が楽しめる映画なのかもしれませんが、

 

1)まず、 『オズの魔法使』にはあった ”ファンタジーの神秘” がまるで感じられませんでした。

『オズの魔法使』の方はセピア色から極彩色への展開なので、映像に色が付いた途端に自由を感じると言いますか、開放感があるんですね。セピア色のドロシーが扉を開けると、その向こうに極彩色の世界が広がっていて、この「扉を開けると」という演出が、より開放感を感じさせるわけです。

でも今作は全編極彩色だったので、逆に圧迫感すら感じました。

 

2)次に、ポリコレ臭ぷんぷんのキャスティングをしているくせに、マンチキン役(ボック)はフツーの男だったので、私は心で「ヘタレが!」と思いました。それじゃただのファッション・ポリコレです。

小人を出しましょうよ、小人を。マンチキンは小人国の住人なんですから。それをしてこそ多様性じゃないですか。

 

3)音楽もちっとも良くなかったです。

『オズの魔法使』のナンバーは本当に美しくて、『虹の彼方に』はドロシーの心が私の心にしみてきて涙が出るし、

ドロシーが魔法の国に到着して、マンチキンたちと歌いながら「イエローブリック・ロード」をスキップ、スキップするシーンなんか心が震えて泣いてしまうほどなのに、、、

 

4)私は『オズの魔法使』の前日譚だと思ってたんですけど、同時進行の作品でしたね。北の魔女と西の魔女が若くなっていたので、勝手に前日譚だと思ってしまったみたいです。

実際は『オズの魔法使』よりちょっと遡ったくらいの時間軸で、『ウィキッド』の後半にはドロシーも登場して、ちゃんと西の魔女をやっつけてました。

で、それならそれでいいんですけど、そうだとするとブリキ男のくだりとか、かかし男のくだりに整合性がとれてないと思うんですよね、、、

かかし男なんて、あのあとドロシーと出会って一緒に西の魔女をやっつけに行くとか、忙しすぎません?  急ぎ足にも程がある。

それにかかし男は西の魔女が好きなんですよね。それなのにやっつけに行くなんて、ありえなくないですか?

 

5)ライオンはちょっとしか出てこないし、ブリキ男なんてキャラ変わりすぎですよ。ものすごく荒ぶっちゃって、フランス革命か、レ・ミゼラブルかと思うほどで、あんな憎しみに満ちたブリキ男、わたし嫌です。

 

そんな感じに、『オズの魔法使』と比べつつ見たせいか、ちょっと納得がいきませんでした。もしかすると『オズの魔法使』にとらわれすぎたのかもしれません。

でも「ドロシーが活躍した『オズの魔法使』の裏側では、実はこういう話があって、、、」という外伝方式なのであれば、ちゃんと納得がいくように話が繋がっていてもらいたいです。

 

でも良かったところもあって、『ウィキッド』での北の良い魔女グリンダが、薄っぺらい偽善者として描かれていたことは、めちゃくちゃ面白いと思いました。

というのも、『オズの魔法使』での北の良い魔女グリンダも、なんだか嘘くさい女なんですよね。良妻賢母的で、実に表面的な善良さがぷんぷん臭ってるんです。

だから今回のグリンダの設定を見て、「やっぱりそうだったのか!」と納得しました。

ここはすごく面白かったです。