でかけたとき日記

すべては充実した老後のために!

シネマ・コンサート『ラストエンペラー』に行きました!

 

今日は午前中に髪を切りに行って、午後から東京国際フォーラムまで、シネマ・コンサート『ラストエンペラー』に行ってきます!

私はシネマ・コンサートなるものは未体験なのですが、母が過去に『砂の器』のシネマ・コンサートに行ったことがあって、それが素晴らしい体験だったらしく「ぜひ行ってこい」とおススメしてきたので行ってきます。

「三日連続になっちゃうううー」と思いましたけど、せっかくの母の勧めですからね、行きましょう。

それにしても『砂の器』は私も観てますけど、そんなシネマ・コンサートをするほどの劇伴でしたっけね、、、ぜんぜん記憶にない。

 

※これですね。

www.promax.co.jp

 

私は特に坂本龍一ファンというわけではないですが(YMOは好きです)、映画『ラストエンペラー』はもちろん何回も観ているので、これを生演奏で見られるというのは楽しみです。

 

実は今日のため、、、ってわけでもないんですが、年末年始にかけて愛新覚羅溥傑の妻、愛新覚羅浩(嵯峨浩)が書いた本『流転の王妃の昭和史』を読みました。

 

 

映画は溥儀が主役で、溥傑でも浩でもないんですが、まあ愛新覚羅繋がりということで無駄ではないと思うんですね。

 

 

そうそう話は変わりますけど、今日のチケットを取る時、どの席かが分かる仕組みだったので、たとえ席が後ろの方になったとしても、できるだけ真ん中になるまで粘って買いました。

何度ローチケさんにアクセスしても、2階席の右端の方だったんですが、時間を置いて何度かアクセスして粘った甲斐があって、2階席2列目のほぼど真ん中を取ることができましたー。

これはラッキーです。どういう仕組みなんでしょうね。よく分かりません。

 

チケットです

 

そして気になる帰宅時間。終演は何時くらいなのかなと確認したら、よかったー、今日やるのは「劇場公開版」の方でしたー笑

『ラストエンペラー』は163分の劇場公開版と、219分もある『オリジナル全長版』というのがあるので、「4時間近くもある全長版だったらどうしよう」と思ってましたが、さすがに劇場公開版でした笑 15:30開演で3時間ちょっとなので、それほど遅くならずに帰れそうです。

 

さ、帰宅時間もだいたい分かったし、ん十年ぶりに東京駅まで行ってきます! 

今日観る(聴く)映画『ラストエンペラー』は超大作で、1987年の公開当時から名作・傑作の誉れ高くて有名だし、音楽も有名だし、オスカーもたくさん取った作品ですが、史実と違うところが多すぎることでも有名です。

でも今日はそういう難しいことは抜きにして、紫禁城の圧倒的映像とオーケストラによる圧倒的音楽体験を楽しんできます!

 

東京駅。成人式で、華やかでした。

 

会場にとうちゃーく。歩いて5分くらいかな?

 

お客さんは60~70代くらいのマダムが多いなという印象。もちろん男の人も熟年で、そのマダムの旦那さんという感じ。

でも若い人も結構来てました。あと、中国人が結構来ていた気がします(喋っているのが中国語でした)。映画は英語と日本語字幕なんですけど、きっと分かる人たちなんでしょうね。

 

今日のポスター

 


席はマジでど真ん中でした。2階2列目のど真ん中。指揮者の背中が真正面です。

 

ほら、真ん中下に白く写っているのが指揮者の譜面台です。

 

私、シネマ・コンサートは初めてなので、どういう風に映像に合わせるのか興味がありました。

もちろん、映画の劇伴を録音する時と同じように、指揮者が映像を見てタイミングを計っているのだろうとは思っていましたが、今日良く見てみたら譜面台の上に小さなモニターがあって、そこに映画を映しているのが見えました。

上の写真の譜面台の上に、一回り小さくうっすら見えているのがモニターです(分かりますかね、、、)。11インチか12インチくらいかな?

それとイヤモニもつけて指揮しているようでしたね。

 

さらに私、今日も念のため双眼鏡を持って行ったので、映画の途中で演奏者をジロジロ見てみたら、彼らもスクリーンを見てました笑 両脇のチェロとかバイオリンとかの人たちは、振り返らなくても体をよじるだけでスクリーンが見えますからね。

でもみんなが見ているわけではなかったので、見たい人が見ていたのでしょう。演奏のためというよりは、見たかったんじゃないかと、私は予想しました。

 

 

さて、シネマ・コンサートなる形式ですが、もちろん良かったんですが、私には猫に小判、豚に真珠だったようで、せっかくの生演奏なのに、私には価値が分からなかったです。

まるで映画館で映画を見る感覚で見てしまい、「11,000円も出してまでシネマ・コンサートなんて、コスパ悪いな」と思いました。

だって別に、普通の映画だって音楽は流れてるんだし、なんなら後ろのスピーカーからも音が聴こえるんだから、映画の方が音響がいいまであります。

結局、私はオーケストラ演奏より映画の方がはるかに好きなのだということを再認識する一日になりました。

 

 

それから映画の内容の方ですけど、私が素直じゃなくなったり、知識が増えたりしてしまったせいだと思うのですが、昔見たときほど良い映画だとは思いませんでした。

直近で『流転の王妃の昭和史』を読んでいるし、だいぶ前ですけど、映画内でも触れられていたジョンストン作の『紫禁城の黄昏』も読みました。昨年の夏には太平洋戦争絡みの本を数冊読んでます。

なのでやっぱりちょっと、史実と違うところがちらほら気がついちゃうんですよね、、、

 

今回特に気になったのは、溥儀の即位式に溥傑と浩が参加していたことです。でも『流転の王妃』を読むからに、溥傑と浩が結婚した時、溥儀はもう満州国皇帝でしたよね。

おまけに映画の浩はお腹が大きくて、すでに子を身ごもっているんですよー(おそらく長女の慧生)。

それに、溥儀や溥傑を監視していたのは甘粕ではなくて、吉岡ですよね。

 

溥儀は手首を切ったりしていないし、甘粕は片腕を失ってはいないし、甘粕と川島芳子が出来てたみたいな描写もあるし、婉容と川島芳子まで出来てたことになってたし、、、

ベルトリッチやりたい放題です。史実を伝える気がないと思われても仕方ないレベル。

大幅にそんな調子なので、他の部分も「ほんとにぃ?」とか思ってしまいました。

 

私としては『ラスト・エンペラー』はもういいかな、という気になりましたね。映画に対する信頼を失った感じ。

結局、『ラスト・エンペラー』は ”名作” とか ”傑作” というよりも、”大作” という言葉が一番ぴったりくる作品なのかもしれません。”大作” であれば、異論を唱える人はいないでしょう。

 

私の部屋の本棚に、昔買って途中で挫折した、溥儀の自伝『わが半生(上・下)』が眠っているので、もう一度チャレンジしてみようと思います。